僕に勇気があったなら【カマキリファーム】
秘密基地で過ごした放課後。触れられなかった距離。言えなかった想い。「いつか言おう」そう思っているうちに、すべて遅くなってしまった。あの大切だった秘密基地。幼なじみのサナと、淡い恋を育てた場所。けれど――突然現れた男・ガク。強引に距離を詰められ、揺らいでいく彼女の心。僕が勇気を出せずにいる目の前で、サナの恐怖はいつしか快感へと変わり…止められたはずなのに、踏み出せなかった。純愛は踏み躙られ、僕たちの日常は静かに塗り替えられていく。これは、勇気がなかった僕の物語。