ぼくのたからもの〜窓の外から見えた真実〜【黒山羊野メェ吉】
幼馴染同士で結婚した、孝仁と蘭。マイホームも手に入れ休日はイ〇ンに買い物に行くようなありふれた幸せな生活をしていたのだが、ある日、孝仁は地方へ転勤を命じられてしまう。当然蘭もついてくるものだと思っていた蘭だったが、パート先に迷惑をかけたくないので家に残ると言い出す。初めて離れて暮らすことになった二人。6月30日、蘭の誕生日であることに気付いた孝仁は一年前は蘭の誕生日を忘れていて怒らせてしまったことを思い出し、今度こそはと蘭には内緒でサプライズで帰宅することを思いつく。蘭の大好きなキル〇ェボンのタルトケーキを買い、雨が降ってきた中、マイホームへたどり着く孝仁。鍵を忘れてしまったので窓から登場し更に驚かせようと考えて庭に回ると、そこにはふたつの影が揺れていた――――。